1989年2月1日
ギャラリー 
浜田泰介展 博多、上海風景と富士

「○○百景」と名付けて日本各地を油彩や水彩で描き続ける画家。三年前の「博多百景」に続く個展。ふじ丸で行く西日本新聞社主催「燦(きらめき)くるーず上海89」を記念して、水彩による上海風景と博多の風景、油彩による富獄風景と大小のびょうぶを出品。「ガーデンブリッジを望む」=写真=など戦前の建物が残る上海風景は昨年のスケッチ旅行での作品。「昔の良さが壊されていくのが残念」と言い、上海バンドや市場の風景を、いとおしむように描く。さわやかな色彩と筆の運びで、古き良き上海を画面に残そうとしているようだ。

 京都市立美大で日本画を学んだ画家。油絵の具を薄く溶いて描いた富嶽風景は伝統絵画の装飾性を生かしながら壮大さと静寂感を併せ持つ。「新しい日本画を探りたい」と語る。五十六歳。大津市在住。

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 5日まで、福岡市中央区新天町、ギャラリーおいし。

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